【2023年最新】AmazonのSEO代行会社直伝の上位表示方法
初めまして。
楽天市場のSEO対策会社のShiiimo(シーモ)です。
- Amazonに出品したが、商品ページが上位表示されない
- Amazonの出品ページのSEO対策方法ってあるの?
実はAmazonにはAmazonならではのアルゴリズムが存在しております。
しかしGoogleなどの外部検索エンジンとはアルゴリズムが異なる為、AmazonのSEO対策方法はAmazonのSEO対策方法として別途習得が必要です。
そこで今回はAmazon SEOの最新アルゴリズムアップデート「A10」の基礎知識を踏まえた上で、AmazonのSEO対策方法について解説します。
AmazonのSEO対策とは?
AmazonのSEO対策とは、Amazon内での検索順位を上位表示させる施策のことを指します。
「SEO(Search Engine Optimization・検索エンジン最適化)」に関しては、Googleでの上位表示を目指すイメージが強いと思いますが、AmazonにもSEO対策は存在します。
ただし、Amazon内の検索で上位表示を目指すには、Google向けのSEO対策は有効ではありません。
※売上を増やすために必要な施策は共通しておりますが、その共通点を発見して応用することはWebマーケティングの専門家でない限り難しいです。
なぜGoogleのSEO対策方法とAmazonのSEO対策方法は異なるのか?
Amazonに対してGoogle向けのSEO対策が有効でない理由は、物販専門サイトであるAmazonとGoogleの検索アルゴリズムがそもそも異なるからです。
特に以下の2点に関しては、それが顕著です。
- クエリに対する回答
- テキストと画像
クエリに対する回答
Googleの検索アルゴリズムは「ユーザーの疑問(クエリ)に対して、検索エンジンが結果を回答すること(アンサー)」に重きを置いています。
しかし、Amazon(ECモール全般)のコンテンツは「説明文と画像だけ」で占められているため、Googleの検索アルゴリズムの仕組みが反映されません。
お客様の検索キーワードも商品名やブランド名といった「今すぐ購入したい人が検索するキーワード」が主流のため、ある意味「説明文と画像だけ」のシンプルなコンテンツがもっとも最適なのです。
それゆえ、Amazonの商品ページで独自性を出すことは難しく、それがSEO対策で結果を出しづらい理由でもあるのです。
テキストと画像
Amazon(ECモール全般)のコンテンツはテキスト情報が少なく画像がメインのコンテンツ形式のため、Google向けのSEO対策方法の転用は不向きです(画像検索では出てくるが、そもそも利用層が少ない傾向があります)
Googleはクローラーと呼ばれるロボットを巡回させながらランキングを決めておりますが、画像よりもテキストを優先する仕組みになっております。
画像に関してはaltタグというタグ内にテキストを入力することで、その画像が何の意味を持っているのか?をGoogleに知らせ、インデックスさせるしかありません。
狭い範囲ではありますが、画像領域が多いコンテンツの中でいかにテキスト領域を差別化するかがAmazonSEO対策の軸になります。
Amazon検索エンジン「A10」「A9」のアルゴリズムとは?
Amazonの検索エンジンには「A10」「A9」と呼ばれるアルゴリズムが存在します。
Amazon A10とは、Amazon A9が最新バージョンにアップデートされたアルゴリズムのことですが、いずれもアルゴリズムの具体的な仕組みは公表されていません。
しかし、Webマーケティングの専門家から見ると、A9やA10のアルゴリズム、そしてGoogleのアルゴリズムは非常にシンプルで共通点が多いことに気づきます。
以下9つの要点は、Amazonの検索エンジンA10とA9のアルゴリズムの基準と呼ばれているものです。
- キーワード選定
- 販売件数
- 商品レビュー数
- 商品価格
- 在庫の有無
- ユニットセッション率
- オーガニックランキング
- オフサイト販売率
- 内部販売件数
キーワード選定
適切なキーワード選定は、Amazon SEOの結果を大きく左右します。
Amazonでは何か特定のキーワードを入力すると、それに付随するサジェストキーワードが表示されます。
お客様が調べたいと想定するキーワードをあらかじめ表示させることで、お客様の購入を余すことなく促進します。
結論、お客様目線に立ってお客様が検索するキーワードを先取りし、商品ページのテキスト領域に含めていくことがAmazon SEOの根幹ではありますが、その選定方法自体にコツがいるため、意外と苦戦するのがキーワード選定です。
販売件数
販売件数は、Amazon A9の時代から1番重要視されているアルゴリズムの要点です。
Amazonでは「ユーザーの利益」×「Amazonの利益」が合致する要点を最重要視しており「販売件数が多い商品=Amazonで人気の商品」が上位表示しやすい傾向にあります。
ただ、Amazon A9の時代では100円の商品でも販売件数さえ多ければ上位表示していましたが、Amazon A10では適正価格で売れている商品ページが上位表示するようになりました。
単に競合よりも値下げして価格競争で売っていればよかった状態から、適正価格でも売れる独自性や信頼性がないと上位表示しづらくなったということです。
ある時期を境に急にAmazonの売上が下がったという出品者は、適正価格でいかに自社の商品ページをお客様にクリックしてもらうか?の要点をさらう必要があります。
商品レビュー数
Amazon A9でもA10でも、商品レビュー数の多さはAmazonの検索で上位表示されやすい傾向にあります。
レビュー数が多いということはそれだけお客様に信頼されている証ですし、新規のお客様の既存のお客様の口コミを見て商品を購入する傾向があります。
そういう仕組みが成り立っている商品は、競合商品の介入を心配せずにAmazonで出品を続けることができます。
もちろん、レビュー数だけでなく☆評価の高さも重要です。
AmazonのSEO対策を行って売上を増やすことも大事ですが、そもそもお客様に信頼される商品を売っているのか?粗悪品を売っていないか?お客様目線に立ったサービス提供をしているか?自社の利益を上げることしか考えていないか?今一度、確認してみてください。
商品価格
他のECモールでは商品価格がSEOのアルゴリズムに反映されることはほぼありませんが、Amazon A10では「Amazonが考える価格相場」に一致しているかどうかが重要視されます。
例えば貴社が出品されている商品のジャンルで既に売上が増えている競合商品がある場合、その商品が1000円で販売しているのなら、100円や1万円で販売しても意味が無いということです。
そういう価格での競争を行うと、検索結果に商品情報すら出てこなくなることもあります。
在庫の有無
Amazonほど在庫管理に力を入れているECモールはありません。
在庫を効率よく出品することで、Amazonからの評価も上がります。
そのため、欠品が発生しないよう注意する必要があります。
ちなみに、無在庫販売をされている企業様も多いと思いますが、在庫のある出品者の方が優先的に上位表示されるため、在庫の安定的な確保が重要です。
例えば円安が原因で商品がうまく輸入できなくなったという事態も発生しているので、為替の動きには特に注意が必要です。
ユニットセッション率
ユニットセッション率とは「商品ページの訪問者の中から購入した人の比率」を表す指標で、別名コンバージョン率(CVR=Conversion Rate)とも呼ばれています。
楽天市場では転換率と呼ばれているものです。
ユニットセッション率は「注文数 ÷ 訪問者数 × 100」で計算できます。
Amazon SEOと聞くと、単に上位表示させてアクセスを増やせばいいと考える方も多いですがそうではなく、実際に商品ページに訪問したお客様を購入に繋げるユニットセッション率を高めない限り、結果的に上位表示もアクセスUPも望めません。
そのため、実際にAmazonのSEO対策する際は「ユニットセッション率を高めるための施策」のみ打つことで、効率的に結果を出せます。
キーワード選定時にも、このことを意識できる専門家にAmazon SEOを依頼した方がいいです。
オーガニックランキング
オーガニックランキングとは、広告などを使わず、Amazonサイト内の自然検索で表示されるランキングのことを指します。
広告に頼らず、本当の実力で高い購入率を実現している商品は、上位表示しやすい傾向があります。
オーガニックランキングが高いセラー・出品者は、全体的に評価が上がり他の商品でも上位表示しやすくなるため、売る人自身の信頼性も重要になります。
例えば、CMやテレビに出ている人が出している商品や、SNSで話題の人が出している商品、Google検索で名前や会社名をよく調べられる人など、「誰が売っているか?」もAmazonはチェックしていると思われます(結果的にそういう商品ほど購入率が高いから、そこを見ているとは思いますが)
じゃあ無名の人はAmazonSEOする意味ないの?というとそうではなく、競合が狙っていない市場をしっかりと狙い、確立すればいいわけです。
その辺りも、キーワード選定のやり方で左右される部分ですので、経験豊富な専門家にAmazonSEOを依頼することをおすすめします。
オフサイト販売率
オフサイト販売率とは、Amazonの自然検索(オーガニックランキング)以外のSNSやオウンドメディアなどで流入してきたユーザーに対する販売率を指します。
オフサイトから流入するお客様は、Amazonの既存顧客ではなく新規顧客である可能性が高く、オフサイト販売率の高い出品者はAmazonからすれば「新規顧客を集めてくれるセラー」になります。
Amazonへの貢献度の高いセラーは上位表示しやすいため、Amazon以外からのアクセス流入を作る施策も効果的です。
内部販売件数
内部販売件数とは、Amazon内で直接商品を検索し、購買にいたった販売件数を指します。
Googleアナリティクスで言えば「ダイレクト」のユーザーを指しますが、Amazonサイトをブックマークしていたり、アプリをインストールしていたりする固定客が購入した場合に加算される評価です。
同じ商品を定期購入するリピーターを増やすことも重要ですし、固定客が何か検索するタイミングで貴社商品を上位表示させておくことも大事です。
AmazonのSEO対策で必ず意識すべき5つのポイント
以上を踏まえて、AmazonのSEO対策で意識すべきポイントをご紹介したいと思います。
- FBAの利用
- キーワード・画像の最適化
- 価格を相場にあわせる
- 大幅な価格変更を行わない
- 安定的な在庫を確保する
FBAの利用
FBA(Fulfillment By Amazon)とは、Amazonの配送ネットワークを使って販売事業者様のビジネスの成長を支援するサービスのことです。
Amazonでは自社発送も選択できますが、FBA利用の出品者には「Primeマーク」が付けられ、優先的に上位表示される仕組みです。
Amazonも事業会社なので、当然自社の利益を高めてくれる出品者を優遇します。
もちろん、Amazonの顧客ファーストの理念も強く影響していますが。
365日24時間フル稼働のAmazon FBAを活用すれば、顧客のユーザビリティ向上に繋がるのは間違いないので。
Amazonを利用して稼ぐなら、徹底的にAmazonの理念に従っていった方が結果的にSEO対策の効果も大きく表れ、貴社の利益にも繋がります。
キーワード・画像の最適化
キーワードと画像の最適化は、弊社でも特に優先的に行っているSEO対策です。
もっともシンプルで基礎的なSEO対策ではありますが、Webマーケティングの専門家がSEO対策を行うことで、最大限のSEO効果を発揮できる領域でもあるからです。
AmazonのSEO対策では、とにかくお客様目線に立って商品ページのアクセス率やユニットセッション率を高めることがもっとも重要です。
お客様目線に立ったとき、ここでどういうキーワードを、画像を見せるべきか?
コンバージョンまでのお客様の行動を常に全体から把握しながら施策を打つことが大事です。
メインキーワードだけでなくサジェストキーワードをしっかり網羅したり、(Amazonの定める規定内)で画像を最適化したり、ここのアイデアは常にお客様目線に立たないと発見できませんし、発見できないとSEO効果は半減します。
価格を相場にあわせる
Amazonが定める価格相場にあわせて出品価格を設定することも、上位表示に欠かせません。
Amazonの検索結果には価格検索の機能もあるため、価格検索におけるユーザビリティも重視しております。
そのため、極端に値段を相場からずらしてお客様を迷わせる出品者は上位表示させません。
大幅な価格変更を行わない
最初は購入数を増やすために赤字覚悟で値段を下げ、購入数が増えてレビュー数が増えてから価格を上げるやり方をしている出品者の方もいらっしゃいますが、おすすめしません。
価格で勝負するよりも商品力で勝負した方がいいですし、商品力を最大限魅せるためのSEO対策で勝負した方がいいです。
実際に途中から大幅な価格変更をして検索に表示されなくなった出品者の方も多いのではないでしょうか?
安定的な在庫を確保する
先述した通り、安定的な在庫の確保も重要です。
欠品はお客様からの信頼を大きく損ねる行為ですし、Amazonのブランド棄損にも関わることです。
Amazonの評価を下げないためにも、安定的な在庫の維持は重要です。
Amazonの上位表示欠かせない5つの方法
- 商品レビューを増やす
- Amazonの広告を活用
- 商品紹介コンテンツの掲載
- クーポン・プロモーションの設定
- SNSやオウンドメディアの活用
商品レビューを増やす
細かいやり方というよりは、お客様目線に立った時にどうするべきか?を基準に、上記5つの施策を試されてください。
商品レビューは、良質なレビューを増やすために良い商品・サービスを提供することが大事です。
間違ってもサクラを使ったステルスマーケティングはしないようにしましょう。
例え表面的に評価の高い商品でも、お客様はその違和感を見抜きます。
不自然なSEO対策は、必ず悪い結果を生み出します。
Amazon広告を活用
Amazon広告を使えば即日で上位表示が可能です。
実際に貴社商品を上位表示させてみてお客様の評価はどうなるか?ABテスト目的で使うことをおすすめします。
Amazon広告に依存しないと売上が増えない状態では、じり貧の経営に追い込まれます。
あくまでデータを収集して商品ページの改善に使う、という目的で利用することをおすすめします。
※弊社ではAmazon広告は使わず、SEO対策のみで売上をUPさせるコンサルティングを行っております。
商品紹介コンテンツの掲載
商品紹介コンテンツとは、Amazonの出品ページの商品紹介を画像や文字装飾を使って魅力的にを伝えられるコンテンツ領域のことです。
直接的なSEO効果というよりも、間接的なSEO効果をもたらします。
魅力的な商品紹介コンテンツは購入率をアップし、間接的に検索順位やアクセス数のUPに繋がります。
クーポン・プロモーションの設定
クーポン・プロモーションは短期的に爆発的に売上を増やせる方法ではありますが、あくまで一時的な活用をおすすめします。
結局のところ商品力がないとクーポン・プロモーションを使っても間接的なSEO効果を発揮しませんので。
こちらもAmazon広告と同様、データ収集目的で行うことをおすすめします。
※クーポン・プロモーションの活用も弊社では行っておらず、純粋にSEO対策のみで売上を増やしていきます。
SNSやオウンドメディアの活用
購入率が上位表示を左右する以上、Amazon以外のアクセス経路も作るべきです。
SNSやオウンドメディアを所有されているなら、Amazonページへの発リンクを設置してアクセスを流しましょう。
AmazonのSEO対策で絶対に獲得したい「ショッピングカートボックス」とは?
Amazon のSEO対策では、ショッピングカートボックスの獲得も重要視されています。
ショッピングカートボックスとは、Amazon内の同じ商品に対して複数の出品者が存在する場合、出品ページ横に「カートに入れる」表示が付く出品者を意味します。
Amazonでは「1商品1ページのみ」というルールがあり、出品ページ横に「カートに入れる」の表示が付くのは、1出品者しか獲得権がありません。
つまり、Amazonでは、ショッピングカートボックスを獲得した出品者に注文が集中します(ちなみにカートボックス獲得が大事なのは新品のみです。)
ショッピングカートボックスを獲得するには、注文数やパフォーマンス指標、在庫状況など、Amazonが定める要件を満たす必要があります。
SEO対策する上でもショッピングカートボックスの獲得は重要なので、クライアント様にはショッピングカートボックスの獲得を目指すよう伝えております。
まとめ
SEO対策はどんな粗悪品でも売れるようにするような万能な対策ではなく、貴社商品の独自性や信頼性が高くないと、そもそもSEO対策をしても売上が増えません。
もしSEO対策を依頼したい企業様がいらっしゃいましたら、是非弊社と一緒に「お客様目線に立ったSEO対策」を実践しましょう!
お客様に評価されることは、事業者にとってもっとも大きな喜びですので。