病院採用にGoogle広告は有効?

HOSPITAL RECRUITMENT × GOOGLE ADS

病院採用にGoogle広告は有効?
研修医・医学奨学生募集の進め方

求人媒体へ掲載しても、採用したい人からの反応が少ない。
そんな病院採用で、検索中の医学生や研修医へ情報を届ける方法の一つがGoogle広告です。

この記事の結論

Google広告は、すべての病院採用に向いているわけではありません。一方で、研修先や病院見学、医学奨学金について自ら検索している医学生・研修医へ、募集情報を届けたい場合には有効な選択肢になり得ます。

大切なのは、広告を出すこと自体ではなく、募集対象・キーワード・誘導先・成果地点を先に決め、配信後の検索語句を確認しながら改善することです。

01

病院採用でGoogle広告を使う意味

病院の採用活動では、求人媒体、大学・学校との連携、合同説明会、採用サイト、SNSなど、さまざまな方法が使われます。Google広告は、これらをすべて置き換えるものではありません。

Google検索広告の特徴は、たとえば「大分 初期研修 病院」「研修医 病院見学」「医学生 奨学金 病院」のように、候補者が情報を探しているタイミングで広告を表示できることです。

Google広告が担う役割

まだ病院名を知らない医学生・研修医に対して、検索行動を入口に募集ページや病院見学の案内を届けることです。

ただし、検索する人がほとんどいない募集や、広告をクリックした後に必要な情報がない状態では、広告だけで成果を出すことは困難です。まずは「誰に、何を伝え、どの行動につなげるのか」を明確にする必要があります。

02

向いているケース・向いていないケース

Google広告の利用を検討する前に、自院の採用状況が広告と合っているかを確認しましょう。

向いているケース
  • 研修医・医学奨学生など募集対象が明確
  • 病院見学や説明会の開催予定がある
  • 地域外の候補者にも情報を届けたい
  • 募集要項を掲載した専用ページがある
  • 見学申込みや問い合わせを計測できる
  • 配信後の改善を継続できる
先に準備が必要なケース
  • 採用したい人物像が決まっていない
  • 病院トップページしか用意されていない
  • 募集要項や申込み方法が分かりにくい
  • 問い合わせ後の対応担当が決まっていない
  • クリック数だけで成否を判断する予定
  • 広告を配信後に確認する体制がない

準備が不足している場合は、すぐに広告を始めるより、募集ページと問い合わせ導線を先に整えた方が広告費を有効に使えます。

03

求人媒体・SEO・Google広告の違い

採用手法にはそれぞれ異なる役割があります。一つに絞るのではなく、募集職種や採用時期に合わせて使い分けることが大切です。

方法 強み 注意点
求人・研修医媒体 すでに媒体を利用している候補者へ情報を届けられる 同じ画面に複数の病院が並び、比較されやすい
SEO・採用記事 検索流入を中長期的に積み上げられる 公開後すぐに検索上位へ表示されるとは限らない
Google広告 募集期間や地域に合わせ、検索中の人へ配信できる クリックごとに費用がかかり、継続的な確認が必要

たとえば、採用ページと解説記事を検索資産として蓄積しつつ、見学会や募集時期にGoogle広告で必要な露出を補う方法があります。広告とSEOを競合させるのではなく、役割を分けて考えるのが現実的です。

04

大分健生病院での運用事例

OPERATION CASE

医学奨学生・研修医募集を目的とした検索広告

広告主
大分健生病院
募集対象
医学奨学生・研修医
広告媒体
Googleリスティング広告
運用会社
Shiiimo

Shiiimoでは、大分健生病院の医学奨学生・研修医募集を目的としたGoogleリスティング広告を運用しています。

病院採用の検索広告では、広告を広く見せることよりも、募集対象と関係のある検索へ配信を近づけることが重要です。実際の運用では、配信された検索語句を確認し、目的と異なる職種や情報収集だけの検索が多い場合は、キーワードや除外設定を見直していきます。

※本記事では運用内容を紹介しており、応募数など非公開の成果数値は掲載していません。また、他案件の成果数値を大分健生病院の成果として表示していません。

05

広告設計の具体的な進め方

病院採用のGoogle広告は、次の順番で設計すると目的がぶれにくくなります。

STEP 1

募集対象と成果地点を一つずつ決める

「病院の採用」とまとめず、初期研修医、専攻医、医学奨学生など、募集対象ごとに分けます。成果地点も、見学申込み、説明会予約、資料請求、問い合わせなどから決めます。

STEP 2

候補者が検索する言葉を整理する

キーワード候補の例は次のとおりです。

  • 大分 初期研修 病院
  • 研修医 病院見学
  • 初期研修 病院 選び方
  • 医学生 奨学金 病院
  • 医学部 奨学金 大分

実際に配信できる検索数や競合状況は地域・時期によって変わるため、候補を出した後にGoogle広告上のデータを確認して調整します。

STEP 3

対象外の検索を除外する

研修医募集の広告に、看護師、医療事務、薬剤師、国家試験、一般向け奨学金などの検索が混ざる場合があります。検索語句を確認し、採用対象と関係のない語句を除外します。

Google広告でも、検索語句レポートを参考に関連性の低い検索を除外キーワードへ追加する方法が案内されています。Google広告公式:検索語句レポートについて

STEP 4

検索意図に合う広告文とページをつなぐ

「研修医 病院見学」と検索した人には病院見学の情報を、「医学生 奨学金」と検索した人には奨学金制度の情報を届けるなど、検索意図とリンク先を近づけます。

STEP 5

配信後の数字を見て改善する

広告表示数やクリック数だけでなく、見学申込みや問い合わせにつながっているかを確認します。成果につながらない検索や地域に広告費が偏っていれば、配信内容を見直します。

06

広告のリンク先に必要な情報

広告のリンク先を病院トップページにすると、候補者が採用情報を探し直す必要があります。できる限り、募集対象ごとの専用ページへ直接つなぎましょう。

採用ページに掲載したい項目

  • 募集対象と応募条件
  • 研修内容・医学奨学金制度
  • 募集期間と選考の流れ
  • 病院・研修環境の特徴
  • 先輩研修医・職員の紹介
  • 病院見学や説明会の日程
  • 申込みボタンと問い合わせ先
  • スマートフォンでの読みやすさ

ページを見た候補者が「自分が対象か」「次に何をすればよいか」を迷わない状態が理想です。申込み方法が電話だけの場合は、受付時間も分かりやすく表示します。

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成果として確認したい指標

病院採用広告では、クリック数を増やすことが最終目的ではありません。採用活動につながる行動を定義し、広告経由でどの程度発生したかを確認します。

病院見学見学申込み・予約完了
説明会説明会への申込み
資料請求募集資料の請求完了
問い合わせフォーム送信・電話発信

Google広告では、フォーム送信や電話など、広告を見た後の特定の行動をコンバージョンとして測定できます。Google広告公式:コンバージョン測定について

ただし、申込みが発生しても、最終的な見学参加や応募まで進んだかは広告管理画面だけでは分からない場合があります。採用担当者側の申込み記録と照合し、問い合わせの質まで確認することが重要です。

08

病院採用広告でよくある失敗

01

病院トップページへ誘導する採用情報まで何度も移動する必要があり、候補者が離脱しやすくなります。

02

複数職種を同じ広告で募集する検索意図と広告文が合いにくくなり、誰向けの募集か分かりにくくなります。

03

検索語句を確認しない募集対象外の職種や一般的な情報収集へ広告費が使われる可能性があります。

04

申込み計測を設定しないクリック後の成果が分からず、どの広告を改善すべきか判断できません。

05

募集時期に合わせて調整しない説明会や募集締切とのずれが生じ、必要な時期に予算を使えない場合があります。

06

配信して終わりにする検索状況や競合は変わるため、開始時の設定を放置すると無駄が増えることがあります。

09

医療広告ガイドラインとの関係

厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、医療機関に従事する職員の採用を目的とした求人広告は、通常、患者の受診を誘引するものではないため、同ガイドラインの対象となる「医療に関する広告」ではないと整理されています。

ただし、採用広告の中に患者向けの診療案内や治療効果の訴求を混在させる場合などは、表示内容によって判断が変わる可能性があります。募集内容の正確性、個人情報の取り扱い、広告媒体のポリシーなども含め、公開前に確認することが必要です。

参考:厚生労働省「医療広告ガイドライン」(「医療機関の職員募集に関する広告」の項目)

※本項は公開時点の公表資料を基にした一般的な情報です。個別の広告内容に関する法的判断を示すものではありません。

10

Shiiimoの病院採用広告運用

Shiiimoは、大分県大分市を拠点に、全国のWEB広告運用に対応しています。広告費の大きさだけで判断せず、現在の募集状況と採用ページを確認したうえで、Google広告が適しているかを一緒に整理します。

01 毎日の配信確認

広告を出したままにせず、広告担当者が配信状況を毎日確認します。

02 少額予算も相談可能

大きな広告予算を前提にせず、目的と募集期間に合わせて考えます。

03 長期契約で縛らない

1か月ごとに運用の継続・解約を判断できます。

まだ広告媒体や予算が決まっていなくても問題ありません。採用ページが広告を始められる状態か、広告以外の方法を優先すべきかも含めてお話しします。

Shiiimoの運用方針は、WEB広告運用サービス代表紹介でもご確認いただけます。

FAQ

病院採用のGoogle広告でよくある質問

少額の広告予算でも相談できますか?

はい。募集対象、配信地域、募集期間によって必要な予算は変わります。最初から予算を増やすのではなく、目的と検索需要を確認したうえでご提案します。

採用ページがなくても広告を始められますか?

広告自体は配信できますが、病院トップページだけでは候補者が必要な情報へたどり着きにくくなります。先に募集要項・見学案内・申込み方法をまとめたページを用意することをおすすめします。

Google広告だけで採用できますか?

Google広告は候補者との接点を増やす手段です。応募や採用を保証するものではなく、採用ページの内容、説明会、見学対応、選考体制などと組み合わせる必要があります。

病院以外の地域からも応募者を集められますか?

配信地域を広げることは可能です。ただし、全国へ広く配信するほどよいとは限りません。募集対象の行動範囲や大学所在地などを踏まえ、配信地域と広告文を調整します。

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